ポイント2・西浜のだるま窯
昭和30年代初期まで粟島西浜では、
阿島山から良質の土が産出された事もあって、何軒もが瓦製造に取り組んでいました。
「粟島瓦」は硬く、積雪に強いため、
特に北国での需要が高かったと聞いています。
西浜の海岸沿い中央辺りに、当時瓦を焼いていた「だるま窯(どろ窯)」が残っています。「だるま窯」は瓦を積み重ねて外形を造り、その上に泥を塗り重ねて、瓦職人が手づくりで作り上げたものです。
↑修復中のだるま窯、前は海です。
瓦を積み重ねた上に泥を塗っているのが
よく分かります。           ↓
だるま窯は、現在では西日本で西浜の窯を入れて、2基しか残存していないため、貴重な歴史資料ですが、西浜は平成16年の数度にわたる強烈な台風の襲来をうけ、だるま窯も波をかぶり、大変な被害を受けました。しかし、平成17年、専門家の指導と香川県内の歴史愛好家と 島民有志のボランティア作業により、復旧作業が開始されました。土を塗り重ねては火を入れ、焼き固める作業は、人手と時間がかかりますが、参加された皆さんの熱意と汗で、写真のように復活いたしました。
この先まだ数度の火入れを要しますが、内部構造もしっかり保全できてきていますので、平成17年度中には復旧は完了するでしょう。今後は生きた歴史資料として 来島した子供たちが実際に陶芸などを体験する場として活用して行きたいというお話です。