粟島における年中行事考
 粟島に於ける民間行事のほとんどに旧暦が使われている。最近正月を新暦で迎える家が
漸次ましつつある事と、粟島神社の例祭が旧暦9月9日に行われていたのを、
新暦10月19日に改めたのが目立っているくらいで、他は旧暦一辺倒である。
なぜ旧暦が廃止できないのかの原因は色々あるが、海に関係した職業は潮の干満は最も
大切な事項で昔の海軍でも月日の下に必ず月齢を記入しておった。
月齢はほとんど旧暦の日に近い。旧暦の日を知れば海が見えぬ場所にあっても、
時間を知れば海水の位置がすぐ分かり、海水の状態を見れば時計が無くとも大体の
時間を知ることが出来るので旧暦は生活に直結している暦と言える。
そんなわけで漁村の太陰暦を廃止する運動は、なかなか難しい問題である。
今はそんな問題を別にしても粟島の民族誌としての年中行事について述べたいと思う。

1.正月中の行事

2.2月3月の行事

3.4月5月の行事

4.6月の行事

5.7月の行事

6.8月の行事

7.9月10月の行事

8.11月12月の行事