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ほー ほー 『ほたる』こい 粟島の海はきれいだぞ | |||||||
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瀬戸内海の小さな島、粟島で「海ほたる」を愛し、魅せられて25年。 やっと海ほたるとテレパシーできたと言う 西山恵司(58)さん。 島ではいまだに若い衆です。海ほたるの「みうちゃん」「みいちゃん」の お父さんです。このページでは西山さんのひとりごとをご紹介します。 |
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・海ほたるとは? (これからは「海ほたる」を「みう」と呼びます。) | ||||||
「みう」は夜光虫ではありません。 「みう」はよく夜光虫と間違われますがまったく違う生き物です。 3ミリ以下の(夜間海中で光りをはなつ)節足動物で、粟島では年中観察することが できますが、最適の観察シーズンは 海水温度が上昇する5月から10月くらいと されています、特に秋口には活動が活発で、まるで夢の中の星空のように 美しく 幻想的に光ります。 昼間は砂の中に休んでいて夜間に活動をします。「みう」の光を眺めていると まるで 私の心とテレパシーで交信しているような感覚にとらわれます。 皆さんも粟島で「みう」とテレパシー交信してみてください。 |
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・『みう』の観察条件(こんな時によく見えます。) | |||||||||||
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月あかりなど、周りの光りが少ない事 水温15度以上で 波が穏やかで潮が五合満ちか五合引き位の岸壁や 砂浜で観察する。できれば 水面を垂直に見られるところ 『みう』は水深2メートル位までは 直径15センチ位に光ったように 見え水深が深くなるほど色が薄く見えにくくなります。 『みう』は陸の蛍と違いお尻が光るのではなく体の中に持っている 「基質ルシフェリン」と「酵素ルシフェラーゼ」を含んだ液を体外に 吐き出し、その液が海水中の酸素と反応して青白く光るそうです。 なぜ光るのか詳しいことは謎ですが、他の生物に自分をアピール・ 求愛・捕食のためにではないかと言われています。 『みう』に聞いた人は誰もいませし私にもいまだに テレパシーでも教えてくれません。 |
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昼間は砂の中さ | |||||||||||
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観察パスポート ルポール粟島で 発行して もらえるよ。 |
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・「みう」の光りのショー | ||||||||
『みう』の好きな食べ物をいっぱい入れた採取器を 海中に沈める作業を繰り返します。 『みう』がたくさん集まったら、透明チューブを曲げて つくった文字型の中に『みう』を海水と一緒にいれます。 そうすると、コバルトブルーの幻想的な光の文字が闇の中に うかびあがります。 その他、『みう』と友達になれる色んな遊び(粟島へ来てからの お楽しみ)も用意しています。 光りのショーが終われば、『みう』を海のお家へ返してます。 この光りのショーをつくるには、粟島の大勢の方々の 協力をいただきました。 |
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「みう」の神秘的な光を ごらんください。 |
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・「みう」の日々の光のショー | ||||||
夜砂浜へ新聞紙を敷き仰向けに寝ころがる。空には宝石をちりばめた様な、 降るような星々。遠くには 備讃瀬戸の漁火。を行き交う船の光り、 海辺には『みう』の光が やさしく 不思議にゆらめいています。 |
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*『みう』は美しい海の守り神です。 みんなで大切に、かわいがってね。 季節・気象条件によっては、観察できないときもあります。 |
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