民家前のハマダイコン群生地
6月30日の調査では、ハマゴウが優先的に広がっていた。
ハマゴウにはハマネナシカズラが寄生しており、当植物は香川県レッドデーターブックに
絶滅危惧Ⅰ類に指定されている。
6月30日調査では、比較的花が目立つものとしては、ハマヒルガオ、ハマナデシコがある。
ハマヒルガオは既に開花時期が過ぎて結実しており、開花時の景観を確認することは
できなかった。
ハマナデシコは量的に少なく、また、ハマゴウは花色が紫で遠目には目立たないので、
景観として花を見せるにはインパクトにかけると思われる。
花のある景観を創出するには、種子を採集し、適期に、景観的にも生育的にも適地に
播種する方法が簡単でよい。
春のハマダイコン、夏のハマヒルガオ・ハマナデシコで、花風景を創出することは可能と
思われる。この方法は不天ノ洲西側で行い、花風景創出は西浜、永浜等、
民家に接したところで行い、不天ノ洲東側など手づかずの自然が残っているところは、
人為的に操作は行こなわず自然植生を保存するのがよいだろう。